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【保存版】「ライラン」の遊び方

みなさんにとってご存知ないゲームの1つに「ライラン」というものがある。

「Lie run」という英語から来ているこのゲームついて、紹介するので一緒にやろう。

というのも、友達と考えたオリジナルの遊びなので、僕が説明しないときっと誰も知らないままこの世から消えていってしまう。ウナギよりトキより絶滅危惧種の遊びなので、ここに記しておく。

似たような遊びを過去に考案された方、話が早い、遊びましょう。

 

平たく言うと「変則おにごっこ」かな。

どこが変則かと言うと、「逃げる人」が「鬼」に変わる瞬間が普通のおにごっこと違う。

 

推奨人数は4人。というか4人で遊んでた。

分かりやすく参加者4人をABCDと呼ぶ。

最初はじゃんけんでもして鬼を1人決め、残りの3人は逃げる。Aが鬼になった場合、BCDは思い思いの場所へ逃げる。

 

推奨フィールドは「適度に視界を遮る障害物のある、広すぎない公園」だと思う。当時は児童館を取り囲む園庭でやってた。

 

さて、Aから逃げるBCDは、遠くへ走ったり、茂みに隠れたりしながら、鬼の様子を伺う。 

ここからが肝なのだけど、このゲームは常に1対3を作るゲームだ。

例えば鬼Aが、BCが一緒に逃げているのを見つけたとき、こっそり呼び止めてここに合流できる。タッチすれば鬼交代だが、必ずしもタッチする必要はない。合流するだけでいい。

すると自動的に、何も知らないDが鬼になる。

 

しばらく誰も追ってこないことで鬼になったことを察したDは、一転攻勢に出る。ABCが団結しているところへ襲いかかる。3人がまとまって逃げてるうちは誰かに「タッチ」しないと鬼が交代しないが、例えばCが「逃げすぎ」たり、もしくは「逃げ遅れ」たりすると、まとまって逃げてるABにDが合流し、1人になったCが鬼になる。

 

さらに、例えばA(鬼)/BC/Dと3組に分かれているとき、BCはAとDのどちらが鬼であるか分からないケースが発生する。そんな状況でひょっこりA(鬼)が現れたら、普通のおにごっこならとりあえず逃げるはず。ところがライランでは、Aを迎え入れてしまってもよい。

AもAで、「俺は鬼だよ」と言いながら合流してもいい(その時点でDが鬼になる)し、「鬼じゃないよ」と嘘をついて合流することも可能。

そして、この瞬間が面白いのだけども、「鬼じゃないよ」と言って合流しながら、隙を見てBやCにタッチすることも出来る。タッチされたらもちろん鬼だ。逃げる2人は急いでDへ合流しに行こう。

 

嘘をつきながら走るので「ライラン」。

小学6年生の時のネーミングセンスなので許してほしい。あの頃は楽しかったな。

 

4人の中にいじめられっ子やいじられキャラ、特に足の遅い人なんかがいると、パワーバランスが崩れてしまい、楽しめない。

みなが全力で追いかけ、逃げ、嘘をつき、ズルをする。

逃げすぎず遅れすぎず、いかに多数派でいるか。多数派でいつつ、味方を裏切るか。

知力と走力が求められるおにごっこです。

 

ぜひ一度、一緒に遊びましょう。