1年前の日記 最終日
このイタリア旅行記も今回が最後。7日間なんとか無事に完走できてよかった。毎日コツコツが苦手なのによく頑張ったし偉いと思うし、飽きもせず読んでくれてる人はもっと偉い。本当にありがとう。また思いつきで何か書き始めたときはよろしくね。
<ここまでの記事を貼るのも最後>
1年前の日記 2日目 - SHOMONA ローマ編
1年前の日記 5日目 - SHOMONA ミラノ編
1年前の日記 6日目 - SHOMONA ミラノ編
4月22日 ミラノ くもり
寝る前に飲んだビールのせいか、あまり寝起きが良くない。最終日という事もあって疲れもピークに達しているはずだが、今日これから起きる奇跡を知っていたら、きっと気分も違っていただろうに。
さて、2人は旅行最後の大イベント「お土産の買い出し 対エッセンルガ戦 リベンジマッチ」の為、決戦の地エッセンルガまで歩く。
出かける前に財布の中の残金を確認したところ125ユーロ弱(約1.5万円)あったので、一応これを買い出しの予算として、足りなかったらカードで支払うけどまあ余裕っしょ、ということになった。
その戦いは、難行を極めた。お土産の目玉商品と決めたワインだが、どんなワインを買ったらいいのか全く分からないのだ。
ラベルの文字が読めない事はもとより、たとえ読めたとて素人には意味が分からず、味が想像できない。
棚に並んだワインの総数は、おそらく500本以上あったように思う。この中から免税の範囲で買える6本を選んでいく。
付け焼き刃の知識をどうにか検索で得ながら、ひとまず5本をチョイス。慌ててパスタやパスタソースを探す。
予算の話などすっかり忘れ、(空港へ向かうバスに乗る)タイムリミットのみを意識してバタバタとレジに向かう。そして40点ほどをレジに通したところ、なんと合計122ユーロ。超ギリギリ予算内。余ったのはわずか3ユーロ。奇跡が起きたかと思った。
悲しいかな帰りのメトロ代すらなくなったので、重たい荷物を両手に抱えて2駅分歩き、ホテルで荷作りし、チェックアウト。バスに乗ってミラノ空港へ。
空港で再び奇跡が起きる。預けられる荷物の重量は1人あたり23 kgだったのだが、なんとゆるいのキャリーがこれを超過。
重量オーバー時に発生する追加料金の100ユーロが頭をよぎる中、窓口の指示で俺のキャリーも乗せ、合わせて計測したところ、45.5kg。
2人合計で46 kg以下だったため、おとがめ無し。たった500gの差で100ユーロ浮く。
有頂天になった2人は浮いた100ユーロを予算に免税店で6本目の「ちょっとお高いワイン」を購入。2人にはこうやって使っちゃう癖がある。帰ったらちゃんと貯金しよう…
思わず撮っちゃった
この日のために入手したプライオリティパスを使ってお邪魔したラウンジでイタリア最後の食事を終えると、ハネムーンを満喫した2人を乗せたエアバス330は、曇天のロンバルディアの空へ飛び立った。
イタリア最後の食事はワイン飲み放題
旅程を組み、レストランを調べ、旅行アイテムを買い揃える作業をほとんどゆるいに任せてしまっていたので、自分としては現地で歴史をガイドしたり、つたない英語でコミュケーションをとることを頑張った。思い返せばこれらもアドリブが多かったので、せっかくならもっと事前に勉強していけば良かったとも思う一方、等身大の自分達でも充分楽しめるという手応えを感じることが出来た。
これからも飾らない2人で、色々な場所へ旅をして、楽しく過ごしていきたい。
おわり