SHOMONA

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1年前の日記 4日目

このシリーズも折り返し地点を過ぎ、旅行は後半戦へ。なんとかと煙は高いところへ登りたがるというけど、そのなんとかを地で行くのが俺たちだ。

 

 

 

<ここまでの戦い>

1年前の日記 1日目 - SHOMONA

1年前の日記 2日目 - SHOMONA

1年前の日記 3日目 - SHOMONA

 

 

 

 

4月19日 フィレンツェ 晴れ

 

 

 

 


フィレンツェのホテルの朝食も美味しい。朝からケーキ食べるのハマりそう。2切れたいらげる。

 


ホテルの最上階にバー&レストランがあり、ここが朝食会場も兼ねていた。テラスの向こうから差し込む4月の朝日が、注がれたばかりの炭酸水の入った透明なグラスの中で泡のひとつひとつに虹色の反射を作り、大きな1個の宝石のように輝いていて印象的だった。

 

 

 

今日は市街地の中心にそびえる「ジョットの鐘楼」に登る。毎日どこかしらに登っている気がする。

 

ジョットとはドゥオーモの横に位置し、85メートルある石の塔で、エレベータが無い。環境に優しく人には厳しい建物だ。頑張って登ってみたところ、想像以上の絶景が待っていたので早々に許した。というか見晴らし良すぎ。足元の街並み、少し離れた駅や美術館、小高い丘、丘の上の家々、森から山に続く緑のグラデーション。ずっと見たかった景色のひとつなので、こころゆくまで堪能した。

 

 

 

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筆舌に尽くしがたい

 

 


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ほんとマジで

 

 


この旅行の良さは、これまでの人生で見たかった景色、体験したかった事、食べたかったメニューが驚くほどスムーズになされていき、ある種のスター状態というがラスボス後のエンドロールで見る光景というか、そういった非日常感を味わえる事だと思う。すげぇ楽しい。

 

 

 

 

400段以上の階段を一気に降り、ジェラートとピッツァを食べたところで、ウフィッツィ美術館へ向かった。美術史に疎く、これといった予習もしていない俺でもよく知ってる絵画がいくつもあり満喫できた。


中世の絵画、とくに今日まで残っている作品は、パトロンの依頼で製作し、人目につく所へ飾られたものが多く、例えば後世の印象画なんかと比べるとそれらは明らかにサイズが大きく、鑑賞しやすいことに気付いた。

 

平たく言えば、サイゼリヤの壁で見かけるあれである。

 

 

 

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サイゼリヤサイゼリア

 

 


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いつも迷うからサイゼで統一してほしい

 

 

 

ヴェッキオ橋のたもとでフィレンツェの紋章をモチーフにしたネクタイを、市中のショップでSuperdry(しなさい)を購入。いつ使うんだよと帰宅後に悩む土産こそ旅行の醍醐味だ。

 

 

 

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意外と結構しっかりした素材と値段だった

 

 

 

醍醐味といえば、フィレンツェ名物のTボーンステーキを吸い込んだ後、19時過ぎにはホテルへ戻り、ここまでの過密日程で疲れた体を休めるために「何もしない」時間を設けたのも、旅行における贅沢のひとつだと思う。明日もまた早朝から夜遅くまで活動するからゆっくり寝よう、と思うまでもなく眠くなって寝た。

 

5日目に続く→

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